秋田県・大潟村環境創造21

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学習会の報告

堤防の外に出よう PART1 〜八郎潟・五城目編〜

日     時平成16年12月11日(土) 13:00〜
見 学 場 所五城目町馬場目川、 八郎潟町浄水場
参 加 人 数15名


 大潟村は、周囲が堤防で出来ていて水路に囲まれています。その水路のことを「八郎湖」と呼んでいます。八郎湖へは、大小併せて26本の河川が周辺町村より流入しています。
 お米を中心とする大潟村の農業は、この八郎湖の水を利用しながら行われています。そして、利用された水は、また、周りの水路(八郎湖)に戻されます。飲み水も八郎湖の水を利用しています。
 つまり、大潟村は、水を循環させながら利用しているのです。
 以前より、「循環型水系なので、このままの状況だと水質が悪化して取り返しのつかない状況になる」、との指摘がありました。
 関係機関はじめ、市民グループによって水質改善策の検討が始まっていますが、更なる大潟村村民や周辺町村の理解と協力が求められているところです。

 そこで、大潟村環境創造21では、八郎湖周辺の現状を視察しながら、意見交換しようという企画「堤防の外へ出ようPART1」を12月11日、開催しました。
 大潟村周辺の河川の状況や、飲み水となる上水道はどのように処理されて供給しているのか、視察しました。
 当日の参加者は、大潟村環境創造21から10人、総勢15名でした。

 はじめに、大潟村の隣町、八郎潟町の浄水場を見学しました。この浄水場は、「急速濾過方式」を採用していました。
 ゴミや不純物を取り除く際に、各処理池を通過させるほかに、薬品を投入して沈殿させる方式です。
 大潟村では、薬品を使わずに濾過する「緩速濾過方式」とのことです。

 次に、大潟村に流入する河川で最も大きな川、馬場目川を視察しました。
 案内してくれたのは、「小倉川を五城目町で一番きれいにする会」会長の、佐藤幸作さんです。
 普段は、農業の傍ら、大工、釣りなど嗜むとのこと。
 佐藤さんは、以前ゴミで汚れていた小倉川を何とかきれいにしたいと精力的に活動され、蛍が飛び交うまでにされた方です

 視察は、馬場目川下流から上流に向かい進みました。
 写真は、浄水場近くの下流域です。
 プラスチック類のゴミが流れ着いていました。
 水位が増すときには、水面全体がゴミで覆われてしまうそうです。

 写真は、馬場目川上流仙入橋園地です。
 見た目にもとてもきれいで、そのまま飲むことが出来るそうです。

 写真は馬場目川に注ぐ、ある支流の川です。
 この先に200戸ほどの民家があるそうですが、その生活ゴミや田んぼの漏水漏れに使うビニールマルチなど、流れ着いていました。
 佐藤さんによると、むかしながらの習慣で川にゴミを流してしまう行為が未だに続いているそうです。

昔からの習慣とはいえ、未だに川にゴミを流しているというのは驚きでした。
 戸沢代表が、「『水に流してなかったことにしましょう。』と昔からよく言われるが、これじゃあ、なかったことには出来ないよね。」としみじみ話しておりました。
 これらの川が、八郎湖に注いでいることになります。
 八郎湖の水を利用するのは、大潟村村民だけではありません。周辺町村の漁師さんもシジミを捕ったり、小魚を捕って佃煮にしたりしています。何より、日本全国の方々が大潟村の農産物や八郎湖の水産物を食料として利用しています。
 取り返しがつかなくなる前に何とかしなければと、強く思いました。


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